事業をスタートすると、色々なところや人から情報交換しませんか?や、商品のご提案をしたいのですが…とご連絡をいただくことがあると思います。
そんなとき、あなたはどのような対応をしていますか?
必要じゃないのに鬱陶しいなと無視をする人、ちょっと甘い文句に誘われて全員と会ってしまう人、断りづらいのにどうしようと悩んでしまう人、対応の仕方は様々で、一概にどれが正解とは言えない難しさがあると思います。
何においてもそうですが、せっかく持ち掛けられた提案や、勧められた商品を断ってしまうことに罪悪感を感じてしまう方も多いと思います。さらにメールとなると、表情も声のトーンも、細かなニュアンスも伝えにくいので慎重に文面を考えなければならず、どのように書こうかと悩む方も多いようです。
そこで今回は、営業メールへのお断り内容での返信における構成のコツと、すぐに使える(コピペOK)例文をいくつかご紹介しておきます。
営業お断りメール作成のコツ
以下の内容、構成を意識してオリジナル文面を作ってみてください。
◆提案していただいたことへの感謝
◆検討したが今回は「見送る」または「辞退」と言い換える
◆相手が納得できる理由を記載する
◆提案を受け入れられないことに対する謝意
はっきり断ったとしても、提案してくれたことへの感謝と断ってしまうことへの謝意が文中に含まれていれば、提案した側も気分を害することは少ないでしょう。
すぐに使える!営業お断りメール例文
実際に使える例文をご紹介しておきますが、件名、冒頭、末尾に入れる社名等は除いていますので、実際に使う際には付け足してくださいね。
【既存取引先の場合①】
平素より大変お世話になっております。
このたびは新規ご提案、誠にありがとうございました。
社内にて慎重に検討を重ねましたが、現在のところ弊社では人員不足により対応が難しく、今回は導入を見送らせていただくことになりました。
大変恐縮ではございますが、事情ご賢察のうえご了承くださいますようお願い申し上げます。
【既存取引先の場合②】
いつも大変お世話になっております。
このたびは新商品のご紹介、誠にありがとうございました。
社内にて検討を致しましたが、費用の面で折り合いがつかず、今回は見合わせることになりました。
誠に申し訳ございませんが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
【新規取引①】
貴社、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは新規お取引のお申込みをいただき、誠にありがとうございました。
お送りいただきました提案に関しまして貴意には沿い難く、残念ではございますが、今回は辞退申し上げたく存じます。
何卒事情ご賢察のうえ、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
【新規取引②】
貴社、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます
このたびは新規お取引のお申込みをいただき、誠にありがとうございました。
しかしながら、弊社では現在新規商品を取り扱う余裕がございません。
貴社とのお取引を開始するには、まだ時期が早いというのが現状です。
また機会がございましたら、是非ともよろしくお願い致します。
新規取引に関しては、今後自分にとって良い縁となりそうであれば「またご縁がございましたらよろしくお願い致します」と付け加えておきましょう。
実際に弊社でも、また弊社のお客様でもよくあることですが、その時は不要だと思っていたものやサービスでも、違うタイミングでは必要となることもあります。
今必要ないからといってご縁を断ち切ってしまわず、数多くいる人(企業)の中から選んでもらってコンタクトをとってくれたことに感謝し、またどこか思わぬところで繋がることがあるかもしれないという思いを持って、気持ちの良い対応を心がけていきたいですね!